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2004.11.21

山村とはなんぞや?

民衆史研究会の大会シンポジウムに行ってきた。テーマは「中・近世山村像の再構築」。
「<山村>概念の歴史性」という米家泰作氏(歴史地理学)の報告と、「山村と歴史学」という白水智氏(日本史)の報告。両方とも、とってもエキサイティングな報告だった。米家氏の報告は「山村」という概念そのものが歴史的所産であるという話、白水氏の報告は、山の視点で山(の歴史)を見るための方法について。
どちらも、既存の「山村とはこういうものだ」という偏見を取り払うもの。
歴史学の研究会なので、「中・近世山村像」ということになっていたけれど、どちらの話も、現代の山村像の再構築にもつながる。
ものすごく満足度が高かった。

会場には、長野や岐阜からも参加者が集まっていた。山の現場にいる人がこういう研究会に来るのって、ものすごくいいことだなぁと。かくいう私もそんな1人だったわけですが。

白水氏の論文はいくつか読んだことがあったので、今度は米家氏のを読んでみようかな。でも、そう思ってもなかなか手に入れるのに難儀するのがちょっと悲しい。

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Comments

白水です。その節は遠方よりお越しいただき、ありがとうございました。あの報告、歴研大会(歴史学研究会大会)のような巨大な大会でやるのと全く同じつもりで準備をしました。直前2ヶ月くらいは、他の仕事はストップ。3、4ヶ月前からいつもプレッシャーを感じつつ準備をしていました。
満足度の高い大会だったとのこと、もちろん私以外の米家さんやコメンテーターの方々の力あふれる報告も含めてですが、それでもありがたくうれしい言葉でした。

Posted by: uzu | 2004.12.16 at 11:29 AM

白水さん

お返事遅れまして、失礼いたしました。
あのような報告が、研究大会でなされるということは、とてもありがたいことだと思っています。
自分自身はアカデミズムの世界とは一線を引きながらも(“自分のやっていることが、○○学における前進になるのか”ということについて、はなはだ疑問だということを感じていますから)、現場にいる人間は、いつでもアカデミズムの最前線で繰り広げられる議論、それも、分野を越えた議論ができるだけのテーマを持った議論を待ち望んでいます。

今後とも、よろしくお願いいたします。

Posted by: shiba | 2004.12.28 at 10:45 PM

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