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2004.05.14

もらいたばこと火を借りることを巡る作法

仲のいい喫煙者(20代男性)に聞いた、喫煙者のもらいたばこと火を借りることを巡る作法。

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《もらいたばこ》
・喫煙者の間ではもらいたばこは普通のこと。
・目上の人だからもらいづらいということはない。むしろ、目上の人の方がたばこ一本ぐらいでケチケチしないのでいい。
・さすがに、知らない人からもらうのはやったことがないが、もし知らない人から「一本いいですか?」と言われたら、上げるだろう。
・社会人になれば、自分ではたばこを買わず、もらいたばこだけで暮らす人もいる。(つまり、そういうことも許されるということ)
・誰かがたばこを吸っている時にもらうのが普通だが、学生同士などだったら、本人が吸っていない時でも「一本くれー!」ということはある。

《火を借りる》
・知らない人からでも火は借りる。
・男女関係なく、女性が男性に火を借りることも、その逆もある。話しをしてくれた喫煙者氏は女性に火を借りたことはないが、自分が火を持っていなくて、隣にたばこを吸っている女性がいたら間違いなく貸してもらう。

「喫煙者には連帯感がある。嫌煙者同士にはないと思うけどね。」と言っていた。私が「きっと喫煙者の肩身が狭くなればなるほど連帯感は強まるんじゃない?」と言ったら、同意していた。喫煙者同士の一種独特な親しさを、彼は“喫煙コミュニティ”と呼んでいる。
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車の中で、ほんの15分くらいの間に聞いた話だったけど、(自分にとって“当たり前”でないこと、つまり異文化を見聞きし、記述したものをエスノグラフィと呼ぶならば)ちょっとしたエスノグラフィとしてさえ位置づけられそうだ。
“喫煙コミュニティ”の語り方なんかは、言説分析の素材としても面白そうだった。

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